転職活動を行う際に、「自分の市場価値ってどうなんだろう」「やりたいことや成長など、何を軸にして考えればよいのだろう」と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、ミライフのキャリアサポートを受けて転職活動を行い、ヘルスケア領域のスタートアップにPdMとして入社された鈴木さん（仮名）。転職前には、プロジェクトマネジメントや、データ分析の経験をされてきた方です。

鈴木さんは今回、ミライフ社が推薦した企業も含めて複数社の選考を受けて、最終的にご自身が応募された（自主応募）企業への転職をご決断されました。その裏側にはどのようなプロセスがあったのでしょうか？ミライフのキャリアデザイナーである菅野隼人とともに、これまでの転職活動を振り返ります。

本質的に自分が大事にしたいことを議論するパートナーとして、キャリアデザイナーに相談

ーーまず、鈴木さんのこれまでのキャリアと転職活動に至った経緯についてお聞かせください。

鈴木さん：新卒では事業開発の支援をしているスタートアップで、プロジェクトマネジメントの仕事をしていました。その後、マーケティング関連の事業を運営している会社でのデータ分析や、サブスク関連のスタートアップでのPdMを経験させていただきました。

将来的にはヘルスケアの領域でサービスを作りたいという思いがあったので、そのために必要な力をつけるという軸でキャリア選択をしてきました。

ーー菅野とは以前にも面談させていただいたことがあると伺いましたが、今回転職を考えたときに改めて菅野と話してみようと思った理由を教えてください。

鈴木さん：一般的なエージェントさんだと、本人のキャリアプランを聞いて求人を紹介するという流れで、人間味が薄いような印象がありました。

2年前に菅野さんとお話した際には、本質的に自分がどうなっていきたいのか、何を大事にしているのか、を対話させていただいたことが記憶に残っていました。今回転職を考えた時に、自分のキャリアについて改めて議論もしたいと思い、菅野さんが思い浮かんだことが理由です。

人生にどう向き合うか。言語化を通じて、納得度の高い意思決定を実現

ーー菅野がサポートさせていただいた中で、具体的にはどんな気づきがありましたか。

鈴木さん：1つ目は、自分のキャリアが客観的にどうなのかの意見をもらえたことで、自分のキャリアにストーリーがあることに気付かされました。

私は業界や規模の違う複数社の経験があり、転職市場においてはよく見えないのではないか、と感じていました。ただ菅野さんと話す中で、大事にしていた軸はずっと共通している、ということに改めて気づき、ポジティブな経験だと捉えられるようになりました。

2つ目は、本質的に自分が求めていることが何か、を言語化できたことです。単に次の企業をどうやって選ぶのか、という視点だけではなく、人生にどう向き合っていきたいのか、という視点で話していくことで、思考を深めていくことができました。

3つ目は、PdMとして自分が力をつけていきたい領域の言語化と、大事にしたいことを確認する精度を上げられたことです。顧客起点を大事にしたいと思っていたのですが、それはジョブディスクリプションだけではわからないことが多く…。

言語化ができたことで、「どのくらいの頻度でユーザーヒアリングをするのか」「どんなニーズがあり、その中で未開拓のものはどんなものがあるのか」「そこに対してどういうアプローチをしていこうとしているのか」などを面接を通じて企業さんに質問させていただくことができ、顧客に対する向き合い方のイメージを深めることができました。

こういった言語化があったからこそ、より納得度の高い意思決定ができたと感じています。

菅野：そういった考え方の背景が見えるような質問は、そこまで聞いていいんだっけ？と蓋をしてしまうことも多いかなと感じています。とは言え意思決定において重要な部分ではあるので、言語化してちゃんと確認し、各社で比較できるようにしていくことが重要ですね。

ーー話をする際に、キャリアデザイナーとして意識していたことはありますか。

菅野：鈴木さんはご自身で考える力も強いので、一歩引いた目で見てみるということはとても意識していました。単に条件を聞いて合う企業を紹介するだけではなく、PdMとして長く働き成長するという視点や人生を通して何を成し遂げていくかという視点を持って、本当に大事なことが何かを確認しながらお話をさせていただきました。

鈴木さん：その観点だと、自分が何を求めていて、入社後にどれくらいの期間でどんなことをしていたいか、もかなりクリアになりました。対話を通じてこれまでのことはもちろん、これからのことも言語化できたので、面接でもとても話しやすかったです。

成長かドメインか。キャリアデザイナーが客観的に整理するサポート

ーーその後、どのようなプロセスを経て、決断に至ったんですか？

鈴木さん：複数社から内定をいただき、成長を取るべきかドメイン（自分がやりたい領域であること）を取るかで悩みました。

ある会社は「確実に成長できそうかつ一定長く働けそう」ではあり、別の会社は「やりたい領域ではあるものの、業務内容として携わりたい役割ができ本当に成長できるのか？」という観点で不安がありました。

そこで菅野さんと対話しながら、具体的に何をヒアリングすれば不安が払拭できるのか、を考えていきました。各社のリスクと得られるものを客観的に整理していくことを手伝っていただいたという印象ですね。

菅野さん：そのタイミングでは、客観的な視点を持つことはもちろん、鈴木さんの話を聞いてきたからこそ「もし自分が鈴木さんだったら」という観点で提案できることもあるので、そのバランスを意識して話をさせていただきましたね。

「100％個人起点」だからこそできる、人生と向き合う支援

ーー転職活動全体を振り返ってみて、ミライフのサービスにどのような感想をお持ちですか？

鈴木さん：人生を考えるような議論をした上で意思決定のサポートをしていただいた、という印象があります。どんな人生にしたくて、現状はどうで、だから今は何が必要なのか、という話をさせていただきました。そこは他のエージェントさんとではあまり話せなかったことでもありますね。

菅野：鈴木さんが自主応募で受けている会社の、ケース面接の相談なども乗らせていただきました。さすがに「どこまでできるか？」は迷ったのですが、鈴木さんが納得できる転職活動をすることが、入社後の活躍にもつながると思った時に「必要なことだ」と思い対応していました。

鈴木さん：菅野さんが向き合ってくださるので、遠慮なく相談させていただきました（笑）。

ーー最後に、ミライフをどんな人にお勧めしたいですか？

鈴木さん：自分の目的や目標を定めたいけど、定め方がわからなくて迷っている人ですかね。対話を通じてそこに向き合って、言語化していけたことはすごく良かったと感じています。

ミライフさんは「100％個人起点」を掲げるエージェントさんですが、本当にそれを体現する形で向き合っていただきました。

キャリアを考えるときは悩むことも多いと思うので、議論しながら言語化を進めていけるのでとてもおすすめです。

あとがき

「自分が本当に大事にしたいこと」の言語化は、より良いキャリア選択に非常に重要です。そしてそれは、人と話すことで解像度を上げることができます。

市場を理解し、さまざまな方の人生に向き合っているキャリアデザイナーだからこそ、鈴木さんが本当に求める人生に近づく選択をするためのサポートができたのではないでしょうか。

キャリアのもやもやを人に相談してみたい、と思う方がいれば、ぜひミライフのキャリアデザイナーにお声がけください。

また、ミライフ公式noteでは、キャリアチェンジに役立つ情報を様々な観点から発信しています。

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