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どう乗り越える?キャリアチェンジにまつわる不安と怖さ

理想の未来に向かって、キャリアチェンジをしていきたい!

そう思っていても、「本当にうまくいくだろうか?」という不安や、「これまで積み重ねてきた経験がムダになるのでは・・・」という怖さを感じることはないでしょうか。

こうした感情とどのように向き合い、乗り越えていけばいいのか。

そもそも、こうした不安や怖さはネガティブなものなのか?

今回のnoteでは、こういった感情面に目を向けて、未来へ一歩踏み出すお役に立てたらと思っています。

※ミライフ公式noteでは、キャリアや転職活動について一般的な知見や、日々お会いさせていただく方々とのお話をもとに記事をお届けしています。

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キャリアチェンジでは「不安」が「パワー」になる

まず、最初にお伝えしたいのは、多くの人にとってキャリアチェンジというのは、多かれ少なかれ「不安になるもの」だ、ということです。
(「不安にならない」という場合については、後ほど触れていきます!)

どれだけ優秀で、成果を出してきた方でも、環境が変わることには抵抗感があるもの。

ましてや、自分が経験したことがない領域に飛び込むキャリアチェンジにおいては、本能的に「本当に大丈夫か!?」「今のままでもそんなに悪くないぞ!」という声が、自分の内側から聞こえたりもします。

こういう声が聞こえると「大丈夫じゃないかも・・・」「やっぱり今のままでもいいかな・・・」と思ってしまいそうですよね。

ですが本来、その声というのは、深い内省につながるパワーを秘めています

例えば「本当に大丈夫か!?」という声が自分の内側から聞こえたときに、「自分は何にびびっているんだろう?」と向き合うことができると

・新しい仕事で成果を出せるか?が不安だ
・この方向性であっているのか?が心配だ
・給与や待遇が悪くなるんじゃないか?というのが怖い
・今の環境を失うのが嫌だという喪失感がある
・漠然と「変化」自体に抵抗感がある

など、その感情がどんな観点から生まれてきているのか?に気づくことができます。

そうすると、その不安や心配、怖さに向き合うことで「いま自分がクリアしなければいけない課題は何か?」が明確に見えるようになるんです。

先ほどの例でいうと、「新しい仕事で成果を出せるか?が不安」という人は、実は「自分の実力や成果に、本当の意味で自信が持てていない」という課題を持っていることがあります。

その場合、同じ仕事をし続けていると、かえって「今の仕事では成果を出せているけれど、根っこの部分では自分に自信がない」という状態を悪化させてしまうことになってしまいます。

ですので、「不安や怖さ」に対しては、その感情そのものに向き合うというよりも、その感情の奥にある「どんな課題をいま自分が抱えているから、この感情が湧いてくるのか?」に目を向けることで、正しい方向に進む道が見えるようになります。

まずはこの「キャリアチェンジは、基本的に不安になるものだ」「けれども、その不安が正しい方向に進むパワーになる」ということを、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。

セットで捉えるべき「機会損失」という観点

先ほど、「いま自分がクリアしなければいけない課題は何か?」の例として

同じ仕事をし続けていると、かえって「今の仕事では成果を出せているけれど、根っこの部分では自分に自信がない」という状態を悪化させてしまう

といったことを書きました。

これが目次にある「機会損失」という考え方につながるのですが、「キャリアチェンジによる不安や怖さ」には目が向きやすい一方で、意外と捉えにくいのが、この「キャリアが変化しないことによる不安や怖さ」なんです。

もちろん、「今の仕事に誇りややりがいを持ち、毎日が楽しい!」という場合や、「変化は少ないけれど、満足できる仕事に取り組めている」という場合は、こうした不安や怖さは感じる必要がないかもしれません。

ですが、「キャリアが変化しない」ということは、「いま抱えている課題があるなら、それがどんどん膨らんでいく」ということにつながってしまいます。

実際、キャリア相談・転職相談のきっかけとして非常に多いのが

・新しい仕事が社内にない
・自分の経験やスキルが陳腐化している不安がある
・市場価値が高まる経験を積めるイメージが湧かない
・10歳上の先輩も自分と同じ仕事をしている

といった、「変化がない」ことに対する不安や怖さだったりもします。

これはつまり、同じ環境に居続けることが、現状維持ではなくマイナス=損失になること。

本当は、同じ時間を使って新しいことにチャレンジし、変化の中で課題を解決できるチャンス=機会もあったけれど、それを選ばなかったという「機会損失」につながってしまうのです。

その意味では、「キャリアチェンジに対する不安や怖さ」には目が向きやすいのですが、「キャリアチェンジを選ばないことに対する不安や怖さ」は、意識的に目を向けないとなかなか捉えにくい、とも言えそうです。

いずれにしても、時間はとても貴重ですし、同じ時間を過ごすなら、より良い未来に向かって進むために使いたいですよね。

そのためにも、キャリアチェンジによる「見えない未来」だけでなく、いまの延長線上にある「見えている未来」にも目を向けて、「本当は得られる予定だったのに、得られなくなるチャンスは何か?」という「機会損失」について考えることが、不安や怖さを乗り越えて一歩踏み出す力になってくれるんです。

不安や怖さの、最強の乗り越え方

さて、ここからは、先ほど先ほど少しだけ触れた「不安にならない」人の話をしたいと思います。

これも、キャリア相談・転職相談をしていると出会うのですが、キャリアチェンジや新しい仕事をすることに対して、「まったく不安を感じない」という方も居られます。

話をよくよく聞いてみると、これまでの人生の中ですでに転職を何度かしていたり、学生時代に転校を繰り返していたり、海外留学に行っていたりと、「環境が大きく変わる出来事を経験している」ということが多いです。

こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、「変化の不安に慣れるには、変化をたくさん経験しておく」ということが最強に役立ちます

「キャリアチェンジは不安になるもの」という話をしてきましたが、小さなものでも色々な変化を経験し、自分を異なる環境に置くことで、いざというときに迎える「大きな変化」にも、正面から向き合うことができるようになります。

もちろん、その第一歩は不安や怖さを感じると思うのですが、その先には「変化を楽しめる自分」「変化対応力が身につき、自信を持って未来に向かえる自分」が居ることも、ぜひ想像してみていただけたら嬉しいです。

おわりに

今回は「キャリアチェンジにまつわる不安や怖さ」への向き合い方について考えてみました。

キャリアチェンジについては、「する」こともそうですが「しない」ことにも、同じように不安や怖さが潜んでいます。

ですがその感情は、あなた自身の課題に向き合い、より良い未来へと後押ししてくれる「パワー」にもなるものです。

ぜひ「ネガティブな感情」に引っ張られすぎずに、「この感情の奥にどんな課題があって、それを解決できるとどんな未来が拓けるのか?」と考えられると、キャリアチェンジにも前向きに取り組めるはずです!

このnoteが、未来に一歩踏み出すお役に立てていたら嬉しいです。


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