人材業界の玄人エージェントに同席しまくって気が付いたこと、学んだこと①
1か月半前に、玄人二人の人材エージェントに飛び込みました。
前回のnoteを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
人材業界へまったくの未経験で飛び込んだ私が、人材ベンチャーミライフの玄人エージェントの面談に同席しまくって気が付いたことをまとめてみました。長くなるので1投稿1学びで投稿いたします。
人材業界の方はもちろん、転職を考える人、誰かと対峙する仕事をするすべての人にこの気づきが役に立ちますように!
ミライフのエージェントはこんな人たちです。※HPより引用
11月、面談に同席した回数はなんと26回!
普通の大企業にいたら、なかなか同行できる機会さえもないだろう二人にひたすらひっついて学べる機会最高、、という気持ちでした。
(※リクルートの人事GMと、クライス&カンパニーのヴァイスプレジデント、たぶんミライフにいなかったらおじさんなんて冗談でもいじれませんw)
入社してまず驚いたのが、二人のスタンス。今日はそれについて詳しく書きます。(なるべく2000文字以下でさらっと読めるnoteを目指しております。)
選ぶのは相手。というスタンス。相手起点のゴール
一番最初の面談同席でまず衝撃を受けます。ただただ候補者さんの現状をお聞きして、状況を紐解き、選択肢を整理し、一緒に結論を出していくのですが、その結果出したのは「今は転職しないほうが良いね」というアドバイスだったのです。
もう、目から鱗どころの騒ぎではありません。思わず、「今日の面談のゴールって何だったんですか?また会いたいと思ってもらうことですか?」と聞いてしまいました(笑)
その質問に帰ってきた答えは、
「ん~特にない。」でした。
「強いて言うなら、目の前の相手の役に立つことかな」とのこと。
恐ろしい会社に入ってしまったな!と心の底から思いました。どうやって売り上げ立ててるんだこの人たちは!と。そのからくりは後述します。
面談に同席してわかりましたが、本当にめちゃめちゃフラットなんです。
転職しないほうがその人のためなるし、結果的にその人の希望が叶う!と思ったら「もう少し現職で頑張ってもいいんじゃない?」と提案する。
お話を伺って、ワークライフバランス的にもその人のスキル的にも、転職よりもフリーランスで働くほうが良いと思ったら、フリーランスを全力でお勧めする。
もちろん、相手が転職したかったらエージェントのお仕事もします(笑)。その場合も相手が本当に大切にしている価値観は何かな?やりたいことは何かな?を一緒に探しに行く。
で、お勧めはするけど、「選ぶのは相手」というスタンスからはぶれない。主役は相談しに来たカスタマー。すべては相手が決めること、こちらとしては決めつけることはしない。なぜなら自分で選ばないと納得しないから。
今までの人生で、誰かの言葉を決めつけて聞いてしまっていなかったかなと、本当の相手起点を改めて考えさせられた瞬間でした。
企業起点のエージェントさんが多い実態に驚く
これは入社してはじめて知ったのですが、世の中には企業起点の人材紹介がかなり多いそうです。どの人に話を聞いても、「あなたにお勧めの企業はこれです!」と同じ企業ばかり紹介するエージェントさんもいるそうです。そりゃそうですよね、企業からお金をいただくんですもん。
人材エージェントとしてのビジネスモデルは、転職が成功すると、転職された方の年収の約30~35% が手元に入るスタイル。転職しないとお金が入らない成功報酬スタイルです。だからすぐに転職しない人には塩対応をされることも。※もちろん親身にキャリア相談に乗ってくれるエージェントさんもたくさんいらっしゃいます!そんなエージェントさんと出会う人が増えることを心から願うのみです。
100%相談者起点をどうマネタイズしているか?
「コツコツやる」
これに尽きるそうです。私はこれを聞いたとき、かなりびっくりしました。もっと大きなからくりがあると思っていました。でも違ったのです。コツコツ、毎日面談をし続ける(ほぼ面談で埋まってしまう日もあるくらい)。スカウトを送り続ける。売り上げの見通しを立てるためにも、コツコツやる。継続は力なりを目の前で体現されて、背筋が伸びる毎日です。
なぜ相談者目線の面談ができるか
わかっていてもかなり難しいです。お金になりやすいのは、企業に合う人を見つけることだから。
それは、2人が本当にエージェントという仕事を好きで、誰かが変わる瞬間が好きで、役に立ちたいと心から思っているから。
そして、ミライフが「短期業績を追わない」という少し特殊な会社だからというのもあるかもしれません。
今月決めるか、来月決めるかなんて、相談者さんにとっては、なんの意味もない、それなのに毎月の売り上げを追っても仕方ないでしょう。という考え方にはとても納得するし、小さなベンチャーだからこそ出来ることかな。とも思ったりします。
一か月面談に同席しまくった感想
「ミライフ」という会社として、誰かの役に立てていることをとっても幸せに感じます。その一方で、早く私もプロになりたい!と焦る毎日です。
たくさん学び、たくさん発信しつつ、誰になんの価値を届けるためにやるのか、という大切なことを忘れず、コツコツ頑張ります!
ミライフのエージェントはこちら
※2020年12月14日の記事を再投稿しています。