キャリアチェンジとは?成功するためのポイントと注意点
「キャリアチェンジってそもそも何だろう?」
「どうすればキャリアチェンジを成功させられるんだろう?」
そんなもやもやがある方には、今回の記事が役立つはずです!
こちらの記事では、「キャリアチェンジの定義」から「成功のコツ・ステップ」まで幅広いポイントをお伝えしていきます。
ぜひ、ご自身のキャリアを考えるきっかけにしていただけると嬉しいです!
※ミライフ公式noteでは、キャリアや転職活動について一般的な知見や、日々お会いさせていただく方々とのお話をもとに記事をお届けしています。
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キャリアチェンジとは?異動や転職だけじゃない?
キャリアチェンジとは、広い意味では「これまで行ってきた仕事を離れて、異なる分野で新たなキャリアを築くこと」を指します。
多くの場合、異動や転職による「職種や業種の変更」を指しますが、「転勤で働くエリアが変わること」や「昇格で役職が変わること」もキャリアチェンジと言えます。
思いがけないキャリアチェンジもありますが、自分から「キャリアチェンジをしたい!」と考える背景には、多くの場合仕事だけでなく、自己実現の欲求や、より充実した人生を送りたいというがありますよね。
また、テクノロジーの進化や社会のニーズの変化に伴い、「このままで今後も働き続けられるだろうか?」と、将来を考えた際に新しいスキルを身につける必要性を感じることも、キャリアチェンジを考えるきっかけになります。
キャリアチェンジのメリットとデメリット
そんなキャリアチェンジですが、当然「誰にとっても・いつでも良い選択肢」というわけではありません。
そこで、その主なメリットとデメリットを、それぞれ3つずつ挙げて見てみましょう。
【3つのメリット】
新しいスキルと知識が習得できる
異なる分野の仕事に挑戦したり、まったく違う業界や職種で働くことは、自然と新しいスキルや知識の獲得につながります。
これは「新しいことに携われる」という満足感につながることはもちろん、変化の激しい時代において市場価値を高めるために重要な「変化対応力」を身につけるチャンスにもなります。希少価値が高く、企業が求める人材になれる可能性が高まる
新しい分野のスキルがこれまでの経験とつながることで、「あなたらしいキャリア」の形がクリアに見えてきます。
I型(専門領域のスペシャリスト)・T型(専門領域×広い視野):π(パイ)型(複数領域のスペシャリスト)といった分類もあり、どれが良いということはないものの、実際に転職市場においても「複数領域の専門性がある」という経験は強みになることが多いです。新鮮なモチベーションが維持できる
どれだけ好きな仕事でも「飽きた」と感じることって、どうしてもありますよね。
これだけで「キャリアチェンジをしよう!」とはならないかもしれませんが、小さなことでも、何か新しい環境や仕事に挑戦することで、仕事に対するモチベーションが高まり、キャリアに対する情熱を取り戻すきっかけにつながります。
【3つのデメリット】
成果が出しにくく、年収や待遇が下がる可能性がある
未経験の仕事ですので、当然これまでと同じようにパフォーマンスを発揮して成果を出せない、というリスクがあります。
特に転職の場合は、基本的には同業種・同業界に比べて年収や待遇が下がる可能性が高いです。
ミライフでも、よく「キャリアチェンジを考えたい」という転職相談をいただくことがありますが、大きなキャリアチェンジほど、「まずは社内の異動や兼務などで実現するチャンスはありませんか?」と尋ねるのは、こうした背景があるためです。チャンスが限られているうえに、実現のハードルも高い
とはいえ、大きなキャリアチェンジのチャンスは豊富にあるわけではなく、社内では実現できない場合もあります。
転職でそのチャンスを得ようとした場合でも、応募できる求人自体が限られていたり、選考において「自分の強みをどのように伝えればよいかわからない」といった悩みにぶつかることも多く、チャンスを活かすための適切な「戦略」と「行動」の両方が必要になります。新しい環境への適応が求められる
これは通常の異動や転職でも同じですが、特に未経験の分野では、その分野特有のカルチャーやルールに馴染むまでに時間がかかることがあります。
例えば営業において「これまではお客様のところに通っていたが、今後はオンラインで商談を行うことになった」という場合、同じ「営業」でもその環境は大幅に異なり、求められる思考や行動も変わります。
その観点で、よく重要だと言われるのが「アンラーニングが大事」というもの。実際、企業さんとお話していても表に出てこない要件として「アンラーニングできるか?」を重視している場面が結構あります。
デメリットの項目に書きましたが、これまでの経験や常識にとらわれず、新しい環境に合わせて自分を適応させる力(変化対応力)は、確実に今後より必要なスキルになっていくはずです。
こうした考え方について解説しているスケさんのnoteもありますので、ぜひこちらもご参考ください!(営業職だけでなく、多くの方の参考になると思います)
成功するキャリアチェンジのための5ステップ
さらに進んで、「転職におけるキャリアチェンジ」の5ステップを見ていきましょう。
年齢や状況により「キャリアチェンジ」の実現の仕方は様々ですが、以下のようなステップを踏むことで、地に足をつけながら取り組んでいくことができます。
自己分析を行い、目標を設定する
自分の強み・弱み・興味関心を明確にし、具体的なキャリアチェンジにおけるゴールを設定します。
ここについては様々なツールや手法がありますが、いきなり全部やろうとせず、まずは「環境が変わっても再現性を発揮できそうな経験やエピソードを書き出してみる」ことで、強みに目を向けると、可能性が見えてきやすいかと思います。転職市場の動向調査や求人のリサーチを行う
ゴールに設定した職種や業界の現状や将来性、求められるスキルなどを調査します。
(完全に手前味噌ですが、ミライフにご相談いただければ、転職するしないに関わらず、個別のご状況に合わせてこうした情報をお届けすることも可能です!)現職でもできるスキル獲得や資格取得を検討する
新しい分野で必要とされるスキルのうち、現在の環境で習得できるものは習得し、関連する資格があれば取得を目指します。
特にマネジメントなど「環境が変わっても活かせるスキル(ポータブルスキル)」を身につけると、選択肢の幅が広がるケースが多いです。これまでの繋がりを棚卸する
リファラルでの転職も見据えて、知人・友人を通じた情報収集を行います。意外と身近に「希望している環境ですでに働いている人」が見つかり、助けになってくれることもあります。1~4を踏まえて、段階的に進めていく
「どうしても今すぐこの業界で働きたい!」という場合を除き、可能であればいきなりの異動や転職ではなく、副業やプロボノなどで新しい分野を経験することも、重要な選択肢の一つです。
実際に経験してみて初めて「実は求めていたことと違った」と気づくこともありますので、冷静に向き合うことをオススメします。
キャリアチェンジを考える際の3つの注意点
ここまでくると「いざキャリアチェンジだ!」となりますが、実際に動き出す場合、通常の異動や転職以上に注意すべき点があります。
年収や条件の維持にこだわりすぎない!
異動や転職直後の段階では、どうしても年収や働く際の条件が維持できない場合もあります。
とはいえ、成果を出していれば確実に適正な条件に戻すことができます。キャリアチェンジを目指す場合、短期的な目線ではなく、「生涯年収」のような長期的な観点を重視しましょう。メディアの情報に影響されすぎない!
SNSなどの発信は実例として非常に役立つ一方で、誇張されている例も多いです。
一時的なトレンドや少数の意見に流されず、自身の適性と市場ニーズを冷静に分析することで、こうした影響のネガティブな点を抑えることができます。過去から未来までを含む、長期的なキャリア視点を重視する!
キャリアチェンジにおいては未来だけではなく、過去の自分の「実はこういう価値観を持っていた」や「本当はこういう環境で働きたい」といった想いにも目を向けてあげることが重要です。
「何となく変化させたい」といった一時的な興味関心だけではなく、過去から未来までを見据えて、「自分にとってしっくりくる」キャリアプランを描くことを意識できると、より良い選択肢が見えてくるはずです。
キャリアチェンジの成功事例
最後に、実際のキャリアチェンジの成功事例として、「コンサルティングファーム」から「スタートアップ事業会社」への転職を実現したケースをご紹介します。
コンサルとして身につけられた「淡々と話す癖」が、事業会社への転職活動において「熱意が足りない」と受け止められてしまうように、場所や役割が変わると「強みが弱みになる」といったことがあります。
客観的な視点を取り入れながら整理していくことでこうした「違い」に気づいていただくことができ、エージェントとしてお役に立てた事例かと思います。
キャリアチェンジは挑戦であると同時に、大きな成長の機会でもあります。
明確な目標設定を定め、方向性を具体化し、正しい準備を行えば、新しいキャリアパスは必ず開けるはずです。
自分らしい働き方を見つけて、充実したキャリアライフを送りましょう!
おわりに
最後までご覧いただき、有難うございました。
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