3名の「異業種へのキャリアチェンジ成功事例」から、重要なポイントを超具体的にご紹介します!
ほとんどの人が「人生で数回しか経験したことがない」のが、転職活動。
周囲の人から話を聞こうと思っても、「なぜ転職したのか?」「その途中にどんな大変さや気づきがあったのか?」ということまで深く聞くことは、なかなか難しいですよね。
そこで今回は、ミライフを通じて「異業種へのキャリアチェンジ転職」を実現された3名の方のインタビューを通じて、それぞれの転職活動における葛藤や転機をご紹介。
その上で、共通する「キャリアチェンジ実現の重要ポイント」を超具体的にお伝えしていきます!
※ミライフ公式noteでは、キャリアや転職活動について一般的な知見や、日々お会いさせていただく方々とのお話をもとに記事をお届けしています。
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①不動産ベンチャー→人材育成の営業へ
実際のインタビューはこちら。
キャリアチェンジの背景
不動産ベンチャーの法人営業・資産管理サポートとして成果を出され、チームリーダーとして活躍されるなかで「もっと人材育成や組織作り、組織の活性化にチャレンジしたい」と思われた黒原さん。
社内での実現は難しく、「人事職ならやりたいことができるのでは?」と考え、ミライフに相談されます。
キャリアチェンジの転機
面談を通じて、「クライアントワークとして組織の活性化を支援していく」ポジションがあることに気づきます。
人事以外にもこれまでの経験を活かしながら、人の支援や組織作りに貢献できる選択肢がある!と分かったことで、転職活動が一気に加速。
実際に面接を受けていく中でも、人事職で受けていたときよりも企業からの評価も高かったことから、「この方向性が自分には向いているんじゃないか」という確信を深めていきます。
キャリアチェンジの実現
一方で、絶対に辞めたいという想いで転職活動をしていた訳ではなかったことから、内定を獲得してから「本当に行くべきか?」と悩まれた黒原さん。
最終的には「5年後(32歳)の自分が今と同じ状況で悩んでいたら絶対に後悔する」と、チャレンジに一歩踏み出すことを決めて、転職を意志決定されました。
②大手コンサル→スタートアップ事業会社へ
実際のインタビューはこちら。
キャリアチェンジの背景
30歳で大手コンサルティングファームに転職され、自社プロダクトが無いからこそ自由度の高い問題解決に取り組めている満足感はあった一方で、優れたソリューションを持ってお客様への価値提供が行いたいという想いも抱えていた浅川さん。
また、一つのプロジェクトが数年単位にわたることも多かったことから、よりスピード感があり、明確なバリューを持ってお客様に貢献するスタートアップへの転職を検討されていました。
ただ、スタートアップで自身が働いたこともなければ、勤めている知人も居らずイメージが持っていないという状況の中で、ミライフとの面談を行われました。
キャリアチェンジの転機
いくつかのスタートアップに応募しながらも、「どのように自己アピールすれば企業に伝わるのだろう?」という不安を抱えていた浅川さん。
実際、企業から「熱意が足りない」という理由でお見送りになるケースもありました。
キャリアデザイナーが面談同席を行ったことで、コンサルティングファームにおいて「自分の思いを込めずに話す」という癖がついており、それが面接においては「熱意が足りない」というネガティブな印象につながってしまっていることに気づきます。
そうした「自分の思い」を軸に企業とコミュニケーションを取り、「どの企業に行くことで自分の心が動くのか?」と、ロジックだけではなく感情的な面も含めて自己理解が深まることで、「行くべき企業」が見えてきます。
キャリアチェンジの実現
最終的には、コンサルティングファームも並行して受けておられる中で「自社プロダクトを通じて顧客の課題に向き合えることへの意欲が遥かに高いので、迷いはない」とのことから、内定後すぐにスタートアップ事業会社への入社を決断されました。
③大手金融機関→人材業界のエージェントへ
実際のインタビューはこちら。
キャリアチェンジの背景
新卒で大手金融機関に入社され、幅広い業務を経験されていた山田さん。
結婚を機に10年、20年先の働き方や家族との生活を考える中で「全国転勤が当たり前の会社だが、もっと自分で働き方や暮らし方をコントロールできないか?」という思いが生まれてきます。
また、お父様の事業の承継にも向き合わねばならず、何をどこから考えればよいか分からないという状況の中で、ミライフにフラットにキャリア相談をされました。
キャリアチェンジの転機
転職活動を通じた一番の気づきは「将来、父の事業を継ぐために経験を積みたいという気持ちを、面接で企業に伝えてもいいのだと気づかせてくれたこと」だという山田さん。
それまでは、「仕事」「家族」「事業承継」がバラバラになってしまっており、転職で実現したいことや将来のビジョンについてもシャープに捉えることができなかったところから、家族と相談する時間やお父様と事業についてしっかりと話す中で、「将来的に事業を継ぐこと」「そのために人と関わる分野の仕事に転職すること」を決意されます。
また、実際に選考を進めていく場面では、保守的な環境を抜け出したいとの想いからベンチャー企業を中心に受けていました。
しかし、話してみると何故かしっくりこない。
そこで、「大手だから」という理由で応募を避けていた人材業界企業に応募してみると、なんと「それまで受けてきたどの面接よりも自分らしく受け答えをすることができた」という手応えを感じます。
そこからは、「この企業で内定をいただけるように集中したい」と考えて選考に向き合い、見事内定を獲得されました。
キャリアチェンジの実現
「将来事業を継ぎたい」という自身の想いだけでなく、そのためにどのように貢献したいのか?を自信を持って伝えたことで、企業からもその意向を汲んだ、新しいポジションでのオファーを提示されました。
しっかりと自分に向き合い想いを伝えた山田さんと、それに応えて最適な機会を提供しようと考えた企業さん。両者が正面から向き合ったからこそ、今回のキャリアチェンジが実現しました。
3名に共通する「キャリアチェンジ実現の重要ポイント」とは?
さて、3名のキャリアチェンジの「背景・転機・実現」を見てきました。
こうしてみると、いくつかの共通点=実現のための重要なポイントがあるように思えます。
例えば、必ずしも最初からキャリアチェンジの方向性が見えているわけではないからこそ、色々な可能性を試してみること。
黒川さんのように、「やりたいことは人事でしかできない」と考えていたものの「人材育成サービスの提供」でもできる!と分かることは本当によくありますし、山田さんのように「何となく大手は違うと思う」と思っていても実は一番しっくりきた、ということも特別なことではありません。
これまでに経験したことがない世界だからこそ、選考や面接を通じて「疑似的にでも体験してみる」というアクションは、とっても重要です。
他には、実現の途中には様々な「気づき」や「迷い」があるということ。
これまでの経験がそのままでは通用せず、面接が上手くいかなかったり、内定を獲得しても「これでいいのか?」という不安や迷いに襲われることも、多くの方が経験されます。
だからこそ、転職活動中においても自分に向き合いアンラーニングを行ったり、実現したい未来に向けて変化を重ねていけることが、キャリアチェンジにおいては大切なプロセスになると言えるかもしれません。
そしてこれも重要ですが、現職でしっかりと成果を出し、出来る限り幅広い経験を積んでいること。
転職のきっかけは「今の環境がしっくりこないから転職しよう」でまったく問題ないのですが、実際に選考を進めていくと「どうして未経験なのに、当社で働きたいと思っているのか?」という企業からの質問に答えていく必要があります。
その際、きちんと実績を証明できる成果があったり、幅広い経験から得られた「未経験かもしれないが、この経験を組み合わせたら貢献できるはず」というイメージを自分自身で持てることが、自信を持って上記の質問に答えることにつながります。
「そうはいっても、成果を出したり経験を積むことが今の環境だと難しい・・・」という場合もあるかもしれません。
その場合は、一足飛びに理想を目指すのではなく、理想に近づくためのステップを分解してみることが大切です。
「どんな環境なら、必要な成果や経験を身につけられるのか?」を考えてアクションしてみると、難しいと思っていたキャリアチェンジも実現できる可能性が高まりますよ!
おわりに
3名の転職インタビューを読み解くことで、キャリアチェンジが決して一本道ではなく、それぞれの転機を乗り越えたからこそ実現できたことが見えてきました。
これまでとは違う業界にチャレンジするからこそ、「自分には見えていないことがある」を前提に、視野を広げてアクションしてみる。
こうした試行錯誤の積み重ねが、より納得感のあるキャリアチェンジ転職につながっていくことが分かると、考え方や行動も変わりそうですね!
さて、ミライフ公式noteでは、キャリアチェンジに役立つ情報を様々な観点から発信しています。
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